に問題が発生することがあります。 オペレーティングシステムの安定性の問題を解消し、改善するために、Windows XPは複数のバージョンのファイルを管理して、プログラムに必要な正しいバージョンを
使用します。
プログラム互換性ウィザード
Windows XPでは、古いアプリケーションプログラムを実行しようとするときに発生する可能性のある問題のうちのいくつかを解決する、プログラム互換性機能が提供されています。 プログラム互換性ウィ
ザードを使って、Windows 95、Windows 98/Me、Windows NT® 4.0 with Service Pack 5、またはWindows 2000に近い環境でプログラムを実行するよう設定することができます。
プログラム互換性ウィザードを使用するには、次の手順を実行します。
1. スタートボタンをクリックし、すべてのプログラム → アクセサリとポイントして、プログラム互換性ウィザード をクリックします。
2. ようこそ画面が表示されたら、次へをクリックします。
3. 互換性設定を実行するプログラムの場所の指定方法を、リストから、CDを利用、または手動で指定の中から選びます。 次へをクリックします。
4. プログラムが対応している、または正常に実行したオペレーティングシステムのタイプを選んでから、次へをクリックします。
5. 必要な場合、ゲームについてはプログラムの画面設定を選びます。
6. 次へをクリックします。
7. プログラムの設定の互換性をテストするには、次へをクリックします。
プログラムが正常に実行することを確認したら、プログラム互換性ウィザードウィンドウに戻ります。
8. プログラムが正常に実行されたらはいを選び、そうでない場合 いいえ、別の互換性の設定を試します、またはいいえ、互換性の設定を完了しますを選んでから、次へをクリックします。
9. はいを選んで使用した設定についての情報、および問題が解決したかどうかの情報を送信するか、いいえを選んでから、次へをクリックします。
10. 完了をクリックしてウィザードを閉じます。
システムの復元
Windows XPのシステムの復元機能は、問題が発生した場合に個人データファイル(ワード文書、画像、電子メールなど)を失わずにオペレーティングシステムを復元する機能を提供します。
システムの復元はシステムファイルの変更やアプリケーションファイルの変更を監視して、変更が起こる前の以前のバージョンを記録または保存します。 システムの復元は、復元ポイントのローリング
記録を保持します。 つまり、使用容量を抑えるために古い復元ポイントを削除して新しいポイント用のスペースを作ります。
オペレーティングシステムに重大な問題が発生した場合、システムの復元はセーフモードまたは通常モードから使用でき、最適なシステム機能を復元して以前のシステム状態に戻すことができます。
システムの復元の使い方
システムの復元は、システムファイルおよびアプリケーションプログラムファイルの主要なセットを監視し、変更される前のこれらのファイルの状態を記録したりコピーします。 システムの復元は復元ポイ
ントを自動的に作成するので、ユーザーが介入する必要はありません。 また、ご希望の場合、復元ポイントを手動で作成できます。
以前のシステム状態を選ぶことができるように、復元ポイントが作成されます。 各復元ポイントは、特定の時点のシステム状態に復元するのに必要な情報を集めます。 復元ポイントには3種類あります。
l システム(自動的に作成)復元ポイント(コンピュータでスケジュールされています)
l インストール(イベントが起動)復元ポイント(プログラムがインストールされた時)
l 手動復元ポイント(ユーザーが必要に応じて作成します)
スケジュールされた自動復元ポイント
デフォルトで、システムの復元はコンピュータを実行する日すべてに復元ポイントを作成します。 コンピュータの電源が1日以上切られている場合、次にコンピュータの電源を入れた時に新しい復元ポイン
トが作成されます。
イベントが起動する復元ポイント
イベントが起動する復元ポイントは、システムに重要な変更が加えられる前に作成されます。 システムの復元は、以下のイベントの前に復元ポイントを作成します。
l アプリケーションのインストール ― システムの復元が、Windows XP対応のアプリケーションプログラムをインストールする前に復元ポイントを作成します。 古いプログラムをインストールする場
合、インストール前に手動で復元ポイントを作成するとよいでしょう。
l 自動更新のインストール ― アップデートをインストールする場合、システムの復元はアップデートの実際のインストールが開始する前に復元ポイントを作成します。
l 復元の操作 ― 元に戻せるよう復元操作自体も復元ポイントを作成します。
l Microsoftバックアップユーティリティの回復 ― Microsoftバックアップユーティリティ(Windows XP Professionalでのみ利用可能)がバックアップの回復をおこなう前にシステムの復元は復元ポイ
ントを作成します。
l 未署名ドライバのインストール ― WindowsのINFインストーラは署名のないデバイスドライバのインストールを検出します。 署名のあるドライバ(デバイスの製造元が電子的に認定した)は、復元
ポイントを生成しません。
手動復元ポイント
コンピュータ管理者、または管理者権限を持つユーザーとしてコンピュータにログオンする場合、オンデマンドの復元ポイントを作成したり、名前を付けることができます。 (ユーザーアカウントのタイプに
ついての情報は、「ユーザーの追加」を参照してください。) これは、特にリスクの大きい変更を加える前、共有システムを別のユーザーに任せる前、または最適だと思われる特定の状態に戻るためのチ
ェックポイントを作成するために役立ちます。